2024年11月9日に宮城県仙台市で行われた「#CMC_Meetup 仙台 Vol.2 BtoC・BtoBそれぞれのコミュニティ実践者に聞く、コミュニティの魅力とポイント」へ参加してきました。
CMC_Meetup はコミュニティマーケティングを共に学び、広める目的でイベントと同名のコミュニティ「CMC_Meetup (Community Marketing Community)」が開催する有志の勉強会。仙台では2024年4月以来となる2回目の開催。ご縁があり前回に引き続き今回も参加させて頂いたのですが、なんと今回はメインコンテンツとは別に用意されているライトニングトーク (LT) の枠を1つ頂いたので発表も行っています。
この記事では当日 LT で発表した内容に触れつつ、イベント全体の感想を紹介します。前回参加した感想も当ブログで紹介していますので、そちらも是非ご覧ください。
ライトニングトークで披露した内容
今回、頂いたライトニングトーク枠を使って発表したのは、勤務先である株式会社ヘプタゴンほか2社で立ち上げた、地方のクラウド活用を推進する企業間コミュニティ「re:light local」の紹介です。2024年8月に実施した「DevRel/Tokyo #95 〜アンカンファレンス〜」での発表資料をベースに、発表時間と参加者層を考慮した調整を施したものになります。
CMC_Meetup で取り上げられるのは成長、もしくは既に成熟しているコミュニティの事例が主なため、立ち上げ直後で賛同者を集めている “セミクローズドな状態” の事例紹介はどこまで響くのか。そして5分の発表時間で魅力をどこまで伝えられるか不安が耐えなかったのですが、可能な限りコミュニティマーケティング文脈に寄せた内容にしたことで、SNS で反応を多数頂くなど聞き手に何かしら響くものがあったと思っております。
DevRelの4C(code, content, community, conductor) #CMC_Meetup pic.twitter.com/kWbVDZOi9H
— オジマヒデキ @ パラレルマーケター / CRO (@hide69oz) 2024年11月9日
クラウド活用のポテンシャル!これは期待ですね♪
— Mizuki Nogita@『ゲーム学習』『コミュニティマーケティング』を当たり前に (@nogita_mizuki) 2024年11月9日
#CMC_Meetup pic.twitter.com/92vHhyUD7T
LTお一人目、ヘプタゴンのきくちさん! #CMC_Meetup pic.twitter.com/T426MuKA87
— ゆり|カスタマーマーケティング (@tsubo_yuri) 2024年11月9日
立ち上げ初期の「種火を巻いている状態」から、re:light local がどう「発火」するのか。今後の活動に是非ご期待ください。
また、コミュニティとしての CMC_Meetup が企画しているアドベントカレンダー「コミュニティマーケティング Advent Calendar 2024」に乗っかって、私の目線から見た re:light local の活動振り返りを本ブログで行う予定です。そちらも是非お楽しみに。
その他、イベントの感想など
そんな本イベントですが、サブタイトルに「BtoC・BtoBそれぞれのコミュニティ実践者」とある通り、toC 向けコミュニティと toB 向けコミュニティをそれぞれ運営している企業の担当者による事例紹介 + パネルディスカッションが展開。
toC 向けコミュニティのパートでは楽天野球団の谷口さんとミツカンホールディングスの林さんが登壇され、それぞれの企業戦略に合わせたコミュニティの作り方、ユーザーの巻き込み方を披露されていました。前者は「ファン」という揺るがないコミュニティが形成されていれる中での成長戦略、後者は過去の成功体験が根付いている成熟企業における「新たな成長エンジン」としてのコミュニティと、課題こそ異なるもののマスマーケティングと棲み分けを図るか?という点で学びが多いパートでした。
スピーカー1人目は楽天野球団の谷口さん! #CMC_Meetup pic.twitter.com/L2GfTyL33s
— Takahito KIKUCHI (@takagerbera) 2024年11月9日
続いてのスピーカーはミツカン林さん!#CMC_Meetup pic.twitter.com/3PNHChLgiA
— Takahito KIKUCHI (@takagerbera) 2024年11月9日
toB 向けコミュニティのパートではカオナビ 坪井さんと Schoo青木さんの2名が登壇。HR テック企業という共通点を持つ2社による「文系領域の顧客が主要なターゲット」となるユーザーコミュニティの成長戦略を話されていました。地道に施策を積み重ね、カスタマーサクセスやユーザーコミュニティではカバーしきれないファジーな領域の課題解決をコミュニティの力で解決しているのが特徴的なパートでした。
続いてのスピーカーはカオナビ坪井さん!
— Takahito KIKUCHI (@takagerbera) 2024年11月9日
ここからはtoB向けコミュニティマーケティング事例です!#CMC_Meetup pic.twitter.com/vVREswL1Vr
続いてはschooの青木さんです!#CMC_Meetup pic.twitter.com/d9HOut0yAq
— Takahito KIKUCHI (@takagerbera) 2024年11月9日
会の最後に披露されたライトニングトークのパートは私に加えて、みやぎ生協から岡村さんが登壇。組合員のために何ができるのか!?という文脈でコミュニティにかける想いや実現に至る課題を披露されていました。みやぎ生協は日頃いち顧客として使っているので、これは応援したい...!
LTのトリはコープ東北から、かぶりもののお二人。 #CMC_Meetup pic.twitter.com/VOf0Hqj9Aq
— オジマヒデキ @ パラレルマーケター / CRO (@hide69oz) 2024年11月9日
イベント全体を振り返ると、初回と比べてマーケティング、事業開発の色がより強い内容だったと個人的には思っております。しかし、コミュニティの研究領域には「コミュニティマネジメント」と「リレーションシップ・マーケティング」「口コミによる活性化」の3つがあると、本イベントの小島さんパートで触れられた通り、コミュニティの継続的な発展には先に挙げた項目のどれが欠けても不十分だとも感じました。
最近、アカデミアの方とやりとりしてコミュニティマネジメントだけでは不十分だと分かった。コミュニティを作り、育てるには3つのプロセスがある! #CMC_Meetup pic.twitter.com/TenpwpGTl9
— Takahito KIKUCHI (@takagerbera) 2024年11月9日
そのためにも OWWH フレームワークなどを用いた徹底的な言語化、意識合わせで「ゴールをぶらさないこと」が重要視される訳です。ある程度成長・成熟して「情熱」から「仕組み化」のフェーズに到達したコミュニティならば、恐らくこれは欠かせない行為でしょう。
#CMC_Meetup
— 青木 由季子(ゆっきー) (@cs_aoki) 2024年11月9日
コミュニティの目的、ゴールをずらさないこと。
ビジネス遭難にならないため pic.twitter.com/YT4HDLXbNM
本イベントで交わされた内容は事業の領域だけでなく、組織設計・開発にも使える内容が多いと感じているので、私のメインミッションであるこれらの領域にも上手に適用したいですね。
ブログで紹介しきれなかった詳しいイベントの模様は、当日 Togetter より見られますので是非ご覧ください。
12月は Backlog World 2024 に登壇!!
最後に次回登壇のお知らせです。
2024年12月14日にパシフィコ横浜ノースで開催される「Backlog World 2024 - Grow Together」に登壇が決定しました!
当日16時15分から開催される公募セッション「フルリモートワーク×ハイパフォーマンスを支える企業文化とタスク管理」にて、株式会社ヘプタゴンがリモートワークでもハイパフォーマンスを維持できる仕組みと企業文化について紹介。2024年10月の「JBUG 東北 #1 + JAWS-UGいわて コラボ開催 仕事の “うまい” 進め方をシェアしよう!」で発表した内容をブラッシュアップして、参加者の皆様へ学びをお届けする予定です。
年末の忙しい時期ですが12月14日はパシフィコ横浜で是非会いましょう!お待ちしてます!