たかげべら

Written by Takahito KIKUCHI

データサイエンティスト検定 (リテラシーレベル) 合格記

一般社団法人データサイエンティスト協会が実施する「データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)」の2022年度秋試験に受験し、無事合格したので、今回はその話をします。

www.datascientist.or.jp

受験動機、背景

当時、経済産業省主催のデジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」に参加しており、折角ならば得た知識を横展開するか...という動機で受験。また、既に情報処理技術者試験の「ソフトウェア開発技術者(現: 応用情報処理技術者)」と、日本ディープラーニング協会の「G検定」を所持していたため、本資格に合格すると「デジタルリテラシー協議会」が定義する、現代のビジネスパーソンが共通して有するデジタルリテラシー「Di-Lite」を満たすことが客観的に証明できるという目論見もありました(できたからと言って、何も起こらないのですが)。

www.dilite.jp

学習、試験対策

本資格の学習および試験対策に使用したのは以下の3つ。 鉄板の書籍2冊と、スキマ時間での試験対策用に有料スマホアプリという組み合わせです。

試験までのスケジュール

本試験はテストセンターでのCBT方式で受験ができてなおかつ、期間内の好きな受験日を選べるタイプでした。私は2022年11月26日に受験をしているのですが、これはギリギリまで対策期間を引き延ばしつつ、AWS re:Invent 2022 に被らない日にちを選んだ結果です*1

試験日が決まった後は逆算でスケジュールを立てて、学習および試験対策。公式リファレンスをさっと眺めた結果、概ね1か月あれば十分対策可能だろうと判断し、11月一日からこれらを実施。最初の2週間で公式リファレンスと有料スマホアプリで大枠をつかみ、残りの期間は検定問題集(通称: 黒本)でひたすら試験対策...という流れで試験に臨みました。当時は出張や自社イベントなどやや立て込んでいる時期だったものの、移動時間などを効果的に使用。それでも費やした実質的な対策時間は20時間ぐらいと記憶しています。

試験当日とその結果

試験当日は「もう対策しても意味がない」と割り切った上で、テストセンターまで徒歩で移動。変にテンパって記憶が飛ぶよりマシ...ぐらいの気持ちで臨みました。CBT試験はAWS認定試験やMBAの学力考査でも体験済み、なんならテストセンターも一緒の場所なので、何ら緊張する要素はありません。むしろ短期間に試験受けすぎて、受付のおばちゃんに顔覚えられてるんじゃないかが気になる。

試験自体は多岐選択式なので、引っかけ問題や文章が難解な問題に気をつけつつ進行。90分の試験時間が確保されていたものの、60分くらいで終えてテストセンターを出てきた記憶があります。

試験終了後は、テストセンターから出力される結果レポートを受け取って退出。結果レポートには「データサイエンス」「データエンジニアリング」「ビジネス」の3分野および、これらを合わせた総合スコアの4つが掲載されるのですが、試験終了時点の総合スコアには81%の表記。概ね8割が合格ラインと言われているため、ほぼ合格圏にいるのは間違いないと確信を持った上で、帰路につきました。

その後、年をまたいで2023年2月に正式な合格証と以下のようなオープンバッジが発行され、今日に至ります。

DS検定オープンバッジ
DS検定オープンバッジ

感想

「リテラシーレベル」と称している通り、単純な知識やビジネスでデータを扱う上での考え方などを問う内容だったと思います。受験費用(1万円)ぶんの価値があるかと言われると若干怪しいところですが、実質1か月未満の電撃作戦で取得できたなら悪くない内容です。また「G検定」と一部範囲が被っていたのが、電撃作戦を遂行する上では都合がよかったことも付け加えておきます。

*1:re:Invent 2022の話はこのあたりに書いてます