たかげべら

Written by Takahito KIKUCHI

念願の「姫路城」に行ってきた話

ちょっと前の話になりますが、2023年2月に兵庫県へ行く機会がありまして、用事まで時間があったのと、その日はお日柄が良かったのとで「姫路城」まで足を伸ばしました。今回はその話をします。

www.city.himeji.lg.jp

姫路城はその美しさから「白鷺城」とも言われる日本が誇る名城ですが、個人的にはアニメ「キン肉マン(王位継承編)」の影響がめちゃくちゃ強く、その時から何となく行くことに憧れがあった場所でした。今回、その20年以上の憧れを遂に叶えた格好です。

何はなくともまずは姫路駅へ

姫路城へ行くには何はなくともまず姫路駅へ。

仙台から飛行機で神戸空港、そこからポートライナーで三宮まで移動した後は、神戸線快速列車で姫路まで移動。三宮からの所要時間はだいたい50分くらい。結構遠いかなと思っていたのですが、快速を使えば意外と短時間で移動できることに気がついたのも、足を伸ばすきっかけの一つでした。

そして初めて降り立った姫路市。観光主体のコンパクトな都市か...と思ったら、ガッツリ近代都市化されていることに衝撃。駅入口が金沢駅のように景観に配慮した美しい作りになっていることも印象的でしたが、それ以上に全体の雰囲気がどことなく川崎市を彷彿とさせるものだったことが一番印象に残っています*1

到着後は姫路駅前の純喫茶「dining cafe & bar KENSINGTON」で遅めの昼食。サンドイッチとコーヒーなんかで軽くご飯...にしようかと思ったのですが、ランチメニューにあった「姫路おでん」の文言に釣られてこの通り。

生姜醤油で食べるスタイルのおでんは初めての経験。純喫茶におでんという意外性の高い組み合わせも含めて、旅の醍醐味だと思うと味わい深いものでした。

旅の目的である姫路城へ

腹ごしらえをした後は、駅前から連なる通りを直進して目的地の姫路城へ。最初はバスでも使おうかと思ったのですが、駅からの距離は1kmほどだったので歩いて行くことに。到着地が見えているので迷うことはありません。

そして到着。新型コロナウイルスの影響が落ち着き始めて、少しずつ観光地に活気が戻っているのを肌で感じます。

訪れた日はちょうど姫路城マラソンの開催直前だったため、のぼりが上がってたり、練習しているランナーの姿もちらほら見かけたり、道中の道路も含めてマラソン開催ムード一色。フルマラソンなので調整は必要ですが、気持ちよく走れそうなので、機会があれば挑戦してみたいですね。

いざ天守閣へ

そして入場料を支払い、姫路城の主役とも言える天守閣へ。入場料ゲートを過ぎたあとは「菱の門」と呼ばれる最大の城門がお出迎え。難攻不落の城と言われていたそうですが、この時点でそう感じさせるだけの迫力がありますね。

そしてそこを過ぎると天守閣が見える...のですが、その手前にはお堀。カメラの標準画角で撮影しても天守閣はこの大きさ。まだまだ距離がありそうです。

そして迷路のような回廊を辿って「天守閣入口」の文字があるところまで到着。若干高台になっていることもあり、ここに着くころにはちょっと息が上がるほど。城を攻める敵軍の気持ちがちょっとだけ分かったような気がします。

天守閣に入った後は靴を履き替え最上階へ。最上階には姫路市内を一望できる窓があるだけでなく、刑部大神(おさかべたいしん)を祭る祠が。ここまでの旅の安全に感謝をしつつ、良い景色を背にして出口を目指します。

天守閣を出た後は広場(備前丸)を経由して、再び菱の門方面へ移動し、退場。入場してから出るまで1時間半〜2時間くらいかかったので結構なボリューム。これは攻め落とすのも苦労するわけだ。

感想

元々町歩きが趣味であることに加え、念願の場所だったことも加わり、建物を一周するだけでも結構満足度は高かったです。無計画で行ったため、歴史的背景や開催イベントなどの事前情報ゼロだったものの、パンフレットや場内の説明だけである程度補完が効いて助かりました。このあたりは整備されている観光地の良いところですね。

住まいの関係でそう簡単に行ける場所ではありませんが、細かい機能美・造形美を楽しんだり、はたまたマラソンに行ったりと、まだまだ楽しめる要素は多そうです。

*1:大都市から少し離れた場所にあるNo.2、3ポジションの都市であることや、発展に政治的な側面も含めて紆余曲折がありそうなところなど