たかげべら

Written by Takahito KIKUCHI

新年度になる前にAWS re:Invent 2022を振り返っておく (現地生活 & 観光編)

昨日に引き続き AWS re:Invent 2022 の話をします。今回は現地生活と観光編です。イベントそのものの感想とマラソンイベント「5K Run」の話は以下からどうぞ。

takagerbera.com

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ラスベガスまでの移動

ラスベガスまでの移動は当然ながら飛行機。成田空港までは陸路で移動してフライト、そこからバンクーバーで一度乗り継ぎ、ハリー・オード国際空港 (マッカラン国際空港) と移動しています。フライト時間は乗り継ぎの時間を含めて15時間ほど。人生で初めて日付変更線をまたいだので、日曜日を2回経験するのは新鮮でした。

直通ではなく乗り継ぎにしたことは、当時はドル円が140円を超えるペースで円高が進んでおり、費用面で効果的な方法で移動した方がよいからなのですが、この行程での罠はアメリカとは別にカナダへの入国資格 (eTA) を事前に取得しておく必要があること。途中で気がついて若干焦りましたが、すべてオンラインで完結かつ電子発行で即日完了だったため、とても助かりました。

ラスベガスでの食事

感想編でお話したとおり、会場内にいる限りは朝食・昼食・合間のおやつの3つに、水やコーヒーといった飲み物は支給されるため、基本的には夕食のみ自分で工面すればOK...だと思ってましたセッションと各食事の提供時間が被っているということに気がつくまでは。提供時間に間に合わなかった場合は、レストランやフードコート、ホテル内のキオスク店舗などから自力で工面する必要があります。

私は提供時間に間に合わないタイミングが多々あり、特に昼食を中心に自力で工面することが期間中は多かったです。まあそれも旅の楽しみ...だと、通常は思うのですが、先に述べたとおり当時はドル円が140円どころか150円を超す円高。ジョニーロケッツのハンバーガーセットや、日本インスパイアの店で提供された醤油チャーシューメンがどちらも日本円換算で3000円近い価格に(当然チップ込み)。そのため食事は財布もといクレジットカードの枠をとても気にしながら工面してました*1

また、日頃運動をしているため1日1回プロテインを摂取することを日課としているのですが、プロテインドリンクも高い高い。日本円換算で1本5、600円超えはざらにあり、1週間毎日採ったらプロテインパウダーがキロで買えてしまう...と思ったので、プロテインは日本から持ち込みました。安心安全のザバスプロテイン。

ミネラルウォーターが必要になるものの、タンパク質と必須アミノ酸、ビタミン類がこれで最低限補給できたのは現地での生活で大助かりでした。イベントで提供される食事が小麦と脂が中心だったので尚更です。

あと地味に役立ったのがセブンプレミアムの「フリーズドライ 減塩国産野菜みそ汁*2。会場内でお湯だけは調達できたので、ちょっと小腹が空いたタイミングなどでこれを飲むと気分が落ち着きます。味付けが大味の食事ばかりだったので余計そう感じたのかもしれません。

カジノについて

実はやってません。せっかく来た記念に...とも思ったのですが、場の華やかさで言えば日本のゲームセンターの方が圧倒的に上で、何を目的にやればいいんだろうとつい考えてしまったからです。一応、仕事でラスベガスに来ているので、根が真面目だった...ということにしておきます*3

シルク・ドゥ・ソレイユは観たよ

では、全く遊んでいないかといえばそうではなく、ラスベガスに来たということで「シルク・ドゥ・ソレイユ」の常設公演を観劇しています。ラスベガスで披露されている常設公演はいくつかあるのですが、今回観劇したのは定番と言われている「O (オー)」と「Kà (カー)」の2つ。

シルク・ドゥ・ソレイユは日本でも数年に1回ペースで来日公演をしてますが、この2つは舞台装置そのものが一体となって演出に組み込まれているのでスケールが違う。Oは舞台全体がプールになって水泳やシンクロナイズドスイミングの要素が入っていることや、Kàは舞台そのものが中空に浮いた3次元的な演出があるなど、これまで見てきた「舞台」というものの常識を崩されたような気がします。ちょっとお金が張ったものの、時間をとって観劇して正解でした*4

ラスベガスっぽいところも見てるよ

あとは現地で有名な観光スポットもいくつか見ています。まずは「ベラージオの噴水」。

つぎに「ハイローラーオブザベーションホイール」。

そして「フリーモント通り」。

また、滞在していたホテルも基本的には観光に秀でた作りなので、見ていて飽きません。私の活動の中心となっていた「The Venetian Macao」では、屋内なのに船乗りがお客さん乗せて吟じてるという訳のわからない光景が。金の入り方が違います。

そして帰りの飛行機でトラブル発生

そんなこんなで1週間ほどラスベガスに滞在して、日本に戻ろうとしてハリー・オード国際空港でチェックインしようとしたときトラブル発生。なんと同伴していた勤務先の代表が飛行機に乗れない! 理由は「代表が新型コロナウイルスワクチンの接種証明を持っていなかったこと」と「利用しようとしたデルタ航空だけ審査が厳しかったこと」の2つ。このトラブルにより、私一人だけ先んじて日本に帰国することに。事の顛末は代表のnoteに詳しく書かれているので、そちらをご覧ください。

note.com

帰りはハリー・オード国際空港からサンフランシスコを経由し、羽田着のルート。やはり15時間ほどの長時間フライトで慣れていないと辛いものがあります。日本に着いた後は既に運用が始まっていたデジタル庁「Visit Japan Web」を使ってスムーズに入国。その後は行きと同じく陸路で自宅に戻ります。

総括

re:Invent のイベント自体が終日セッション & アクティビティてんこ盛りに加えて、急激な円高に未だ残る新型コロナウイルスの影響など、余裕がない1週間になるかと行く前は想定していたのですが、何だかんだで現地生活と観光をエンジョイしていたと思います。イベント自体のセッション選定もそうですが「やりたいことをやる」マインドがあれば、どこでも楽しめると感じたラスベガスでの1週間でした。

*1:現地での支払いはすべてVISAタッチを使っていた

*2:生タイプはだめですが、フリーズドライなら持ち物検査を突破できます

*3:羽目を外せないとも言う

*4:しかし最安で8000円ぐらいからチケットが取れるので、食事代を考えると相対的に安く感じる