たかげべら

Written by Takahito KIKUCHI

1か月遅れの影響は如何に!?「仙台国際ハーフマラソン2023」参戦記

2023/6/4 に宮城県仙台市で開催された「仙台国際ハーフマラソン2023」に、ハーフマラソンの部で参加してきました。

www.sendaihalf.com

私個人としては2018年の5kmレース参加から通算4回目の参加になる今年のレースは、G7仙台科学技術大臣会合の影響で、例年の時期から1か月遅れでの開催。直近に参加したふくしまシティハーフマラソンでは熱中症に苛まされたこともあり、地元仙台とはいえちょっと心配なところ。

takagerbera.com

それでも2019年以来3年ぶりとなる通常規模での開催を楽しむべく参加した本大会がどうだったのか、ちょっと語っていきたいと思います。

まずは記録から

本大会の記録ですが、2時間17分での完走となりました。熱中症でダウンこそしなかったものの、後半での足運びが思うようにいかず、先述したふくしまシティハーフマラソンと大差ない記録です。

大会当日は午前中から日中にかけて強風吹き荒れる、マラソンするには宜しくない天候だったとはいえ、17km前後から足が動かなくなるのは単純に走り込み不足 (脚の持久力不足) が一番影響していると考えています。

理想をいえば4月から仕事の合間での走り込みを本格化させたかったのですが、以前の記事で触れたとおりコンディションに悩まされ、思うようにいかなかったのが悔しいですね。

takagerbera.com

大会参加から出走までの流れ

本大会の参加は、以前触れたふくしまシティハーフマラソンと同じくランネット経由で登録・参加を行います。概ね手順は同じなので詳しい内容は省略します。

例年と異なるのは、コロナ禍で中止となった2020年大会に本来参加する予定だった方が優先して参加申し込みできた点。ニュースリリース等によると、この枠が7000用意されており、余った枠が一般応募枠として後から開放されるとのこと。そのため、本大会は参加せずに終わるかな...と思ったら、今年の1月に一般枠の解放が決まったため、例年通りWebサイト上での申し込み競争に勝ち抜き、参加と相成りました。

スタート地点となる仙台市陸上競技場 (弘進ゴム アスリートパーク仙台) へは徒歩で移動。自宅が会場から近いため、平日仕事するのと同じ時間に起き、準備して、出発。中心部から程なくした距離が集合・スタート地点なのは、アクセス面で本当に便利だなと改めて実感します。

その後は受付を済ませてスタート地点なのですが、第1ウェーブと第2ウェーブでそれぞれ受付・荷物預かりの場所が異なるというトラップが。私は第1ウェーブ出走だったのですが、間違えて第2ウェーブの方の場所へ。これがまた集合場所から微妙に遠いのが曲者で、時間ギリギリに選手誘導の列に並ぶことができました。これは流石に想定外。

あとは車椅子レースのスタートを見届けた後、規定の時間に私たち一般の走者も号令とともに走り出します。

コースやエイドの感想

本大会のコースは、私がハーフに参加し始めた2019年大会から変わらない、一度イオンスタイル卸町方面に抜けた後、青葉山公園に迂回する形で仙台市中心部を周回するもの。新寺通りに入ってから青葉山公園に行くまで緩やかな上り坂がひたすら続くのが特徴なのも変わりません。

さすがに3回も走ってるとコースに慣れてくるもので「ここ上り坂だから体力を抑えよう」とか「ここは日陰だから体力回復できそうだ」とか「ここはビル風がちょっときついかも...」などの戦略を走りながら考える気持ちの余裕がありました。

加えて、設置されているエイドの数が多く、定期的に水分補給できたこともあり、目眩やふらつきなどの熱中症が疑われる症状や、動悸や息切れといった心肺に由来する症状はほぼ見られず完走。タイムが思うようにいかなかった理由を「純粋な走り込み不足」としたのはこういった理由が背景にあります。

そして、3年ぶりの通常開催ということで沿道の応援と、ゲストランナーによる走行中の激励が完全復活! スタート地点には仙台が誇るプロスポーツリーグのチアガール達が全チーム分集合していたり、青葉山公園には伊達武将隊の皆さんがいらっしゃったり、ゲストランナーの谷川真理さんと高橋尚子さんが一般ランナーに交じって走りながら激励してくれたり。観光要素は少ないけれど、その分、こういった交流要素で楽しませてくれる「仙台国際ハーフらしさ」を参加者目線で再び見ることができたのは、一つ参加してよかったかなと思っています。

まとめ

先日参加したふくしまシティハーフマラソン同様、記録の面では思うようにいかなかったものの「マラソン大会を健康に配慮したうえで安全に楽しむ」という点では及第点の大会でした。トレーニングも含めた調整・準備不足が今後の課題として残ってはいるものの、参加目的である「3年ぶりとなる通常規模の開催を地元ランナーとして楽しむこと」はできたため、概ね満足ではあります。来年は恐らく例年通り5月開催だと思われるので、近隣で行われる貴重なシティマラソン大会として、また参加したいです。