たかげべら

Written by Takahito KIKUCHI

「仙台国際ハーフマラソン2024」参戦記

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2024年5月12日に宮城県仙台市で開催された「仙台国際ハーフマラソン2024」に参加してきましたので、その参戦記です。種目は一般男子ハーフマラソンの部になります。

www.sendaihalf.com

G7科学技術大臣会合があった2023年大会とは異なり、例年通り5月の第2日曜日の開催となった本大会。2018年の初参加からコロナ禍を挟んでかれこれ5回目の参加となり、春の風物詩として定着した感が出てきましたが、今回の結果はどうだったのでしょうか。

昨年の様子は以下の記事に残しておりますので、よろしければこちらもご覧ください。

takagerbera.com

大会記録

まず本大会の記録ですが、ネットタイムが1時間57分26秒で完走という結果で終わりました。一般男子の全体では2413位 (6049人中)、MCC (Marathon Challenge Cup) の年齢別ランキングでは57位 (121人中) となっています。

完走証

本大会の2週間前に開催された「第12回イーハトーブ花巻ハーフマラソン」と比べると10分近くタイムを短縮できているだけでなく、仙台国際ハーフにおける自己ベスト2時間ジャストを3分近く更新する好成績。当日はマラソンに適した暑くなりすぎない天候だったのに加えて、前日移動を挟まないぶんパフォーマンスのブレを抑制できたなど考えられますが、後半にかけて徐々にペースを速くするなど勝負どころで勝負できたのが一番かなと思っています。

本大会のペースグラフ。ゴールにむけてじわじわをペースを上げていけました。

とはいえ、普段装着している GPS ウォッチからは「まだ本気出してないんじゃない?」と言わんばかりのペースマッピングがされているので、まだ伸び代があると共に、より速く走るためのスピード走や心拍トレーニングが必要と感じています。ここは来年以降の課題ですね。

GPS ウォッチによるペースマップ。花巻の時より30秒くらいペースが早いはずなのですが、それでも「遅め」と判定されている不思議。まだやれると言いたいのだろうか...。

関連イベント①「仙台ハーフ プロギング」

昨年と全く同じではつまらない...ということで、今年は関連イベントにも参加していますので、その模様も本記事で紹介します。

まずは2024年4月27日午前に開催された「仙台ハーフ プロギング」。プロギング (Plogging) とはごみ拾い (PlockaUpp) とジョギング (Jogging) が融合したスウェーデン発祥のアクティビティ。身体を動かしながら心身の健康と、環境に配慮した行動のきっかけに繋げる想いが込められているそうです。

イベントでは仙台国際ハーフマラソンで走る実際のコースのうち、仙台市陸上競技場 (弘進ゴム アスリートパーク仙台) の周辺から榴ヶ岡方面にかけて徒歩で移動しながらゴミ拾いを実施。30名弱の参加者を2つのグループに分け、道路の左右に分かれてそれぞれ清掃活動を行います。

プロギングの様子。遅咲きの桜がかろうじて残っている所に季節を感じますね。

1時間ほど清掃活動を行いながら陸上競技場に戻った後は、参加者で集めたゴミを集計、分別して解散。このとき参加者全員で集めたゴミの総量は15.5kg。数値化すると、普段何気なく通っている道に大量のゴミが落ちているんだと実感しますね...。

私が拾ったゴミ。持っているのは2枚目のゴミ袋なので、実際に拾った量はもっと多いです。

参加した子供たちとスタッフで分別中。ゴミには金属やガラスが含まれているので軍手は必須。

参加者で集め、分別されたゴミ。燃えるゴミだけでも相当量あります。

イベントが始まったあとは黙々とゴミ拾いをするので、参加者間の交流ができる仕掛けがあると良いなとも思いましたが、終始ゆったりとした空気で進んでいく良いイベントでした。

関連イベント②「谷川真理ランニングクリニック」

次に紹介するのは2024年4月27日午後に開催された「谷川真理ランニングクリニック」です。こちらは本大会に毎年ゲストランナーとして参加されている谷川 真理氏を講師として開催されるランニングクリニック。毎年大会の2週間前に開催されているのですが、今回スケジュールが合ったため初参加しました。

後述する身体作りパート以降はトラックで実施。これはランニングドリルを行っている様子。

イベントは座学、身体作り、タイムトライアルの3パートで構成。座学パートでは練習の時間確保や怪我予防、靴の選び方など初心者ランナーの悩みに一問一答のQA形式で解説。身体作りパートでは準備体操とストレッチ、加えてマラソン時の可動を良くするためのランニングドリルの3つを実施。身体が十分温まったタイミングで、走力に応じたチーム分けのもとタイムトライアルという体のペース走で〆、という流れでした。

今回一番曲者だったのが最後に行われたタイムトライアル (ペース走)。チーム分けを行う誘導のタイミングが水分補給と重なってしまい、受付時に案内があった目印を元に所属するチームを探したところ、なんと「走力が一番高いチーム」に割り振られていたのが発覚。普段やらないキロあたり4分30秒のペース走を30分こなすことになるのですが、流石に堪えました...。

ペース走でのペースグラフ
ペース走でのペースグラフ。平均しても4分40秒くらいなので、レースペースよりかなり速いです。

先述したイーハトーブ花巻ハーフマラソンで保守的な戦略を取らなければいけない状態に陥ったのは、間違いなくこれが原因。ランニングクリニックの自体は良かったのですが、スケジュールの組み方を明らかに間違えたので、これを教訓に来年以降はハードな練習と大会を被らせないよう気をつけます。

おわりに

かれこれ5年目の参加となる仙台国際ハーフマラソンですが、2024年の本大会は初の2時間切りを決める好成績で終えることができました。

大会本番だけでなく、プロギングとランニングクリニックの関連イベントにも参加するなど、コンテンツを余すことなく楽しめたのも2024年の特徴だったかなと思います。

毎年大会規模が大きくなっている仙台国際ハーフですが、春の風物詩として来年も引き続き参加し、新緑の仙台を楽しみたいと考えています。

私が配置された第2ウェーブのスタート直前。ゲストの川内 優輝氏の叱咤激励がされた瞬間です。