たかげべら

Written by Takahito KIKUCHI

宮城初開催!! JBUG宮城#0 に参加 & LT登壇してきました

アイキャッチ <2023年3月16日公開、2023年6月27日更新>

2023/03/14に開催された「JBUG (Japan Backlog User Group) 宮城 #0 ゆるふわからガチまでPMに聞く!LT大会&ボドゲ体験会もあるよ」に参加し、発表者としてライトニングトーク(LT)を一つ披露してきました。

jbug.connpass.com

今回、Backlogの開発元であるヌーラボさんでコミュニティマネージャーをされているTannyさんこと谷山さんからお話を頂いて参加 & LT登壇に至っているのですが、谷山さん曰く宮城県でのJBUGは今回が初開催とのこと。このような貴重な機会にも関わらず、Backlogには一切触れていない内容を許可してくださった谷山さんには感謝しかありません。この場を借りて御礼申し上げます。

谷山さん

そんなJBUG宮城#0 がどうだったのか、私の発表内容も紹介しながら振り返っていきたいと思います。

ライトニングトーク内容について

まずはライトニングトーク内容からご紹介。

今回は「人力SecureNavi誕生までの軌跡 -極小メンバーの会社でISMSを爆速取得したマネジメント」と題しまして、勤務先で情報セキュリティマネジメントシステム (ISMS) の国際規格である ISO/IEC 27001 を取得した経緯とその取り組みについて、お話しさせていただきました。

www.docswell.com

ホームページをご覧いただくとわかるのですが、私の勤務先は10名にも満たない、人数だけを見れば零細企業といっても差し支えのない企業です。そのような企業であっても、ISMS管理者を中心に目的意識をハッキリとさせれば ISMS は全然取得可能だし、何ならそれなりの企業と同等の水準でやれることを世に伝えるために、この資料を作っています。

ちょうど登壇のお話をいただいたタイミングと前後して、支援いただいた外部コンサルタントによる取得事例の取材があり、公開可能かつ本発表にも十分転用できるレベルのクオリティで内容がまとまっていたのも、この内容での発表を後押ししました。

谷山さんとのお話の中では「プロボノの話」や「人事制度を一人で作った話」など他の話題をテーマとする案もあったのですが、先述した事情やテック系に寄せた方がよいだろうという判断から今回はお見送り。ただ、他のLT登壇者の発表内容を拝見すると、これらの話題も十分受け入れられそうな素地があるので、2回目以降の開催があったらこれらの話題もお話ししたいと考えております。

なお、取材内容を元にしたISMS取得事例記事は、イベント実施後に外部コンサルタント企業様より公開されております。よろしければこちらもご覧ください。

www.optima-solutions.co.jp

プロジェクトテーマパーク体験会で感じるボドゲの良さ

LT以外には、ヌーラボさんがプロジェクトマネジメントを題材に開発したボードゲーム「プロジェクトテーマパーク」の体験会があったのですが、プロジェクトマネジメントという「エンジニアにとって闇が深い営み」をデフォルメしつつも、不快にならない範囲で保たれているバランスが絶妙

プロジェクトテーマパーク

参加者全員が何らかの形でITに関わっているため、プロジェクトマネジメントの存在や必要性は当然認知。しかし、ゲームでやることは「テーマパーク建設」という架空の題材なので、所持するノウハウが全く通じず四苦八苦。このコミュニケーションがまあ楽しい

LT発表内でも自身に関する小ネタとして、某東北の国立大学で教育向けボードゲームのファシリテーター(ゲームマスター)をした話を挟んだですが、無から有を生み出すチームビルディングでボードゲームを活用するのは、以下の観点から極めて有効だと、今回の体験を通じて改めて感じました。

  • 「ゲームの完遂」という、共通の目標ないし仮想敵が生まれる
  • 場を共有するゲームでは、概ねプレイヤーごとにロールが割り振られるので、フラットな立場のもと試行錯誤が生まれる
  • 関係値ゼロでも共通の話題とコミュニケーションをとる必然性が生まれるので、対話をするハードルがめちゃくちゃ低くなる

ある程度、ゲームに習熟したらゲームマスター側に回って、目標達成に加えて参加者の満足度も考慮した立ち回りを考えられるのも学びが多くて良いですね。参加者との交流も含めて、久しぶりにいいものを見させていただきました。登壇の機会をくださったことも含めてJBUGさんもといヌーラボさんには感謝です。

現在「プロジェクトテーマパーク」は、正規の手段で購入することが不可能な状態のため再販が待ち望まれる状態ですが、イベントを通じて体験するだけでも学びになるので、チャンスがあれば一度遊んでみることをおすすめします。また、Backlogブログに掲載されている開発エピソードも多くの学びが含まれており、読み応えがあるためこちらもおすすめです。

backlog.com

感想・まとめ

実はこのJBUG宮城#0、私がエンジニア職から離れてから初めての「対外的な発表をすると決めた有志によるITイベント」でした。登壇・発表自体は、その直前に実施されたエフスタ!!勉強会のLTになるのですが、依頼ベースで言えばこちらが先になります。

冒頭に述べたとおりBacklogには微塵も触れていない内容なのにも関わらずOKを出してくださったJBUGの懐の広さには感謝しかありませんし、他人事だと思われやすい第三者認証の話を受け入れてもらったのは非常に嬉しかったです。

このパートはリライト時に追加しているのですが、現時点ではBacklogとTypeTalkを中心とするヌーラボさんの製品についても活用知見が蓄積されてきたので、今度はちゃんと会の趣旨に沿った内容ができるのではないかと思います。ですので、JBUGの皆さんにおかれましては今後とも引き続きよろしくお願いします。

(追記その1) この記事がヌーラボさんのBacklogブログに掲載されました!

本勉強会の模様がヌーラボさんのBacklogブログに掲載されました! 記事内では本記事へのリンクも貼っていただいております。ありがとうございます。

backlog.com

(追記その2) ヌーラボさんからノベルティが届きました!

なんとヌーラボさんから、本記事を作成・公開したお礼としてノベルティを頂きました。またまたありがとうございます。

本来は「ブログレポート書く枠」で頂けるものだそうですが、せっかく書いてくださったので是非、ということでありがたく頂くことにしました。発信することで繋がるポジティブの輪。なので、IT勉強会に参加したらみんなブログ書こう!