現職である株式会社ヘプタゴン (以下「ヘプタゴン」) にて、現在 Business Development (BizDev) を担当しているのですが、事業拡大には採用がつきもの...ということで、人事領域の整備も業務の一環として行っています。
そんな「兼業人事」の私が、2022年の終わりから2023年に行ってきたことを、本記事でまとめて紹介します。
本記事は「2023年 ジンジニア アドベントカレンダー Advent Calendar 2023」11日目に寄稿した記事です。X (旧 Twitter) 上でヌーラボのアンジェラさんがこちらに参加されると拝見して「ちょっと面白そう!」と思い、筆を執っています。
上記アドカレのページによると、ジンジニアとは「元エンジニアや現エンジニアでありつつ人事領域に関わる人々」なのだそう。エンジニアからバックオフィスや HR 領域に転向する方は少数派だと思っているのですが、こうして見てみると結構いらっしゃるものなんですね...。
- やったこと1 : HR戦略の大枠をつくる
- やったこと2 : 1on1 の導入
- やったこと3 : 会社の Wantedly を開設
- やったこと4 : 採用ページのオープン
- やったこと5 : 社員インタビューの企画・作成
- おわりに
- ヘプタゴンではエンジニアを募集中です!!
やったこと1 : HR戦略の大枠をつくる
兼業人事として最初に着手したのが、当社の HR 戦略の大枠をつくること。何はなくとも「あるべき姿」を言語化できないと話が進まない...ということで、経営戦略を立てるのと同じ要領で HR 戦略の大枠を作っています。
このとき、いち社員の目線から「こういう人を採りたいな」と考えるのと、会社目線で先の未来を予測しながら考えるのを行ったり来たりし、論点の抜け漏れを可能な限り無くすのに結構苦労しました。
やったこと2 : 1on1 の導入
戦略の大枠を作った後は検証フェーズ...ということで、期間を決めて目標管理制度 (MBO) と定期観測のための 1on1 の導入を進めました。
ただ、このときは MBO の導入は先送りになり、1on1 だけ継続実施するという形で着地。元々キチッとした人事評価制度が無かったところに MBO を入れるのは、エンジニアにとって結構な負担のため、これはこれで良かったと思っています。
1on1 をどのように回しているかや、1on1 実施後の変化は「Engineering Manager Advent Calendar 2023」へ寄稿した記事でまとめていますので、そちらをご覧ください。
やったこと3 : 会社の Wantedly を開設
HR 戦略に限らず、当社の弱点として「外からの認知が弱い」というのがありました。そこで認知拡大から採用の接点拡大に向けた施策として、Wantedly の活用を開始しています。
Wantedly の使い方に対する理解度が浅いこともあり、現時点では思ったように面接、採用へつなげられず。ここで専業ではない弱さが露呈する形に。
個人的な感触ですが、2023年後半から広報の動きが活発化したので、認知ではなく興味・関心を増やす動き、具体的には「技術広報 (DevRel)」領域の動きを強化した方が成果が出るのではないか...と考えています。
創業当初から IT コミュニティ活動へ積極的にコミットする企業文化が当社にはあるのですが、エンジニアとしての従業員満足度の高さを感じてもらえる情報発信や、ハンズオンを併設したミートアップ開催など、2023年は少し採用を意識した戦略的活動をやっていきたいですね。
やったこと4 : 採用ページのオープン
ヘプタゴンは2023年9月にコーポレートサイトのリニューアルを行ったのですが、これに合わせて採用ページが新たにオープン。
当社木幡の社員インタビューで言われているとおり、以前のコーポレートサイトには採用ページがなく、求職者にとってユーザーフレンドリーではない状態が長らく続いていました。今回、これが幾分か解消された格好です。
やったこと5 : 社員インタビューの企画・作成
上述の Wantedly 開設に関連する形で、求職者向けコンテンツ第1弾として「社員インタビュー」を作成。働いている社員一人ひとりに焦点を当て、タレント性を持たせつつ、「どんな人が働いているか」を見られやすい Wantedly の特性に合わせたコンテンツとして企画・作成を進めています。
当初は反対意見が多少あったものの、作成してみると代表やメンバーから「新しい発見があった」と好意的な反応を多数いただくと共に、Wantedly の「ストーリー急上昇ランキング」の上位へ概ねランクインするなどの成果がありました。
ヘプタゴン社員のインタビューは 当社 Wantedly の「ストーリー」から見られるほか、同じコンテンツをコーポレートサイトでも掲載しています。
おわりに
ここまで2022年の終わりから2023年にかけて、人事領域で私が行ってきたことを紹介しましたが、最大の成果は「ああ、これから採用頑張っていくんだな」という雰囲気が社内に浸透したことだと思ってます。
採用は経営目線でも、社員目線でも大きなイベント。少数精鋭という個別の事情も重なり、方向性を浸透させることは極めて大切。
兼業で人事領域やるのは大変なのをその身で感じている最中ですが、昨日よりも今日、今日よりも明日のヘプタゴンがよい会社になるよう、できることをやるつもりです。
ヘプタゴンではエンジニアを募集中です!!
そんな当社ことヘプタゴンでは、現在エンジニアを募集中です。クラウドやテクノロジーを活用して、東北からお客様と共にテクノロジーによるビジネスのゲームチェンジを一緒に進めていく仲間を探しています。
2023年12月現在、フルマネージドサービス (クラウドを用いた IT インフラの構築・運用・保守) を中心に従事するクラウドエンジニア職と、デベロップメントサービス (クラウドを初めとする最新技術を用いたカスタムメイドのシステム開発) の上流工程を中心に従事するクラウドアーキテクト職の2つが募集中です。
本記事やコーポレートサイトなどを見て興味を持ってくださったら、カジュアル面談からでも OK ですので採用ページや Wantedly、社員の SNS までご連絡ください。お待ちしております!
