たかげべら

Written by Takahito KIKUCHI

AWS re:Invent 5K RUN に参加しました

デジタルキューブ & ヘプタゴン Advent Calendar 2022」5日目の記事となります。

2022年11月27日からラスベガスで行われていた「AWS re:Invent 2022」の中で行われた「AWS re:Invent 5K RUN」に参加しましたので、その体験記です。

イベントそのもの感想にしようと思ったのですが「やはり特徴的な思い出ならこれだろう」ということで、まずこれについて話させていただきます。

AWS re:Invent 5K RUN とは

タイトルからもある程度察せるとおり「5kmのマラソン」で、早朝のラスベガスを多くのランナーと駆け抜ける、大変気持ちのよいイベントです。

参加登録自体はWebで事前に済ませておき、ランニングシューズなどの必要な荷物は国内からあらかじめ持ち込んでおきます。

参加費は $45(日本円換算で約6700円) と円安がある程度進んだ2022年冬現在、国内で開催される同規模のレースと比べると出費がかさむ印象。

ですが、後述するサービスの良さや、レース費用がすべてチャリティに回される社会的な意義、そして「一生の思い出」と考えればありだなと思える価格だったと思います。

チェックイン、Tシャツ取得

前日までにキーノートなどが行われているベネチアン・カンファレンスセンターでチェックイン。

当日の予定が書かれているプリントと、マラソン大会の定番ノベルティであるTシャツをもらいます。

今年のデザインコンセプトである流線型のネオンラインが、コンパクトながらスポーティーな印象を出している良デザインではないでしょうか。

当日のスケジュール

当日のスケジュールは概ね以下のような感じです。

時間 行程
4:00 起床、着替え
4:50 ホテルを出発
5:15 会場行きのバスに乗車
5:30 会場(マンダレイ・ベイ ウルトラアリーナ)着
6:00 イベント開始
6:30 レース開始
8:00 レース終了

ラスベガスは眠らない町と認識していたのですが、さすがに早朝は人が少なく、バスへ乗車する際、誰もいない繁華街を通るのは若干の警戒心があったのは否めません。

会場着 - スタート前

会場であるマンダレイ・ベイ ウルトラアリーナは12000人収容可能な大規模室内アリーナ。

入ったとき「デカっ!」という間抜けな顔を絶対していたと思う。

中央にはミネラルウォーターと軽食コーナー。軽食はバナナ、オレンジ、チョコブラウニーとランナーへの理解度が高いラインナップ。

ノベルティに加えて、食事も出してくれる5kmの大会は個人的には初。

すごいぜ Amazon。

イベント開始 - スタート前

朝6時を迎えるあたりで司会進行のDJと謎の着ぐるみ集団変態集団が登場。ウォームアップを兼ねた場の盛り上げを行います。

ウォームアップの途中では、会期中大人気の "S3 Bucketくん" が参加者を激励さすがに走らなかった

ある程度、会場と身体が温まったところで先ほどの着ぐるみ集団が各グループに参加者を振り分け。なんと彼らは案内役だった変態ではなかった

1マイルあたりのタイムで下記のようなグループに自己申告で分かれます。

  • ラビット (6〜8分/マイル)
  • タイガー (9〜12分/マイル)
  • タートル (ジョギング、徒歩)

一番上にあるグループから段階的にスタートするのですが、自己申告で分かれるというのがミソで、レース戦略を決める上で重要な要素。

私は概ね5分/キロで走るため、マイル換算でちょうど狭間のタイム。

早朝であること、長距離フライトなどの影響で寝不足気味なこと、そして日中のカンファレンスへの影響を考慮し、今回は真ん中の「タイガー」でスタートすることにしました。

グループが形成された後は着ぐるみが先頭に立ち、順次スタート地点へ移動。

時間を迎えたあと、ラビットから順次レースが開始となりました。

レース中

コースはラスベガス・ストリップ通りの一本奥にあるフランク・シナトラ通りを、マンダレイ・ベイからMGMまで行って帰ってくる直線のオンロード。

レース中はなんとこの範囲を完全封鎖して車の進入を防いでいるという徹底っぷり。

すごいぜAmazon (2回目)

一見すると起伏に乏しいように見えるコースなのですが、実は途中に緩やかな傾斜がある箇所があり、情報の有無で体力配分が分かれるコースとなっています。

レース後

30分程度走ってゴールイン。ゴール後はミネラルウォーターと、ゴール祝いのre:Invent靴下をいただいてアリーナへ戻りますなんで靴下なんだ

レースのタイムは普段から身につけているGarminで記録していたのですが、ビブスの裏側に貼り付けられているICチップによって運営側でも記録されています。

よくあるシューレースにくくりつけるタイプと記録自体は一緒の仕組みなのですが、ビブスと一緒なのは付け外しの手間が減るので思わず感心してしまいました。

ペース、タイムについて

運営側で記録されているタイムは、ビブスに印刷されているQRコードからブラウザ経由で確認可能。

5K Run Result

順位は755人中195位で、ペースはキロ換算だと5:04、マイル換算だと8:11。万全のコンディションではなかったことを考慮すればなかなか悪くありません。

タイガーといったな、あれは(ほぼ)嘘だ

現地参加の邦人との交流

最後はこの話題について。re:Invent に現地参加してみてわかったことなのですが、カンファレンスを中心にすると外国人はおろか、現地参加の邦人とすら交流する機会がない

これはひとえに私がAWS系の属性(ユーザーグループに所属しているとか)を持っていないからなのですが、まあそれでも現地参加した意義の半分は失いかねない状態に危機感。

まあ何か現状を打破するきっかけを...と考えたときに出てきたのが、このイベントに参加すること自体を話題の種にすること。

同伴していた当社の社長に教えていただいたFacebookグループに「出るんで会話しましょう!」と投稿したら、心優しい現地参加の邦人の方から数多くのご挨拶が。

していたのはほぼランニングの話題だったとはいえ、知り合いがちょっと増えたり、日本国内での交流の糸口が掴めたのは十分収穫だったのではと思います。

(2023/03/29 追記) re:Invent をちゃんと振り返った記事も書きました!

イベント編と現地生活&観光編の2種類に分けて投稿してますので、よろしければご覧ください。

takagerbera.com

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