たかげべら

Written by Takahito KIKUCHI

地域発信型ソーシャルグッドマガジン「LOCAL LETTER」にローカルライターとして記事を寄稿しました

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この度、株式会社 WHERE が運営する地域発信型ソーシャルグッドマガジン「LOCAL LETTER」に、ローカルライターとして以下の記事を寄稿いたしました。

localletter.jp

寄稿した記事は「予測不能な未来を楽しむ。地域から100の事業を創る仕掛け人の見る先は」と題しまして、株式会社小高ワーカーズベース 代表取締役 和田智行さんを取材し、ルポライター形式で紹介したものです。本記事の公開日 (2023年12月3日) は公開されてから1か月の節目になるので、どのような経緯でこの記事を書くに至ったかや、ローカルライターとして仕事をしてみての感想などを本記事では紹介します。

なお、本記事は「【blanks with】ライター Advent Calendar 2023」3日目の記事になります。こちらのアドベントカレンダーには、他のライターさんや編集者さんの寄稿された記事がありますので、気になった方はチェックしてはいかがでしょうか。

adventar.org

記事を書くに至った経緯

当該記事の冒頭にもある通り、今回寄稿した記事は LOCAL LETTER が実施する実践型プログラム「ローカルライター養成講座」の最終成果物として納品したものになります。

localletter.jp

実は現職に就くまでフリーランスのライターとして活動しており、東北のクライアントが運営するオウンドメディアを中心に記事を書き下ろしてました。同講座にはその時に培ったライティングおよび編集スキルの棚卸し、そして複業の種を獲得するために応募。申し込もうと考えたタイミングが、本業で求められる業務を安定したクオリティで回せるようになり「外のものさし」を得たいタイミングだった...という個人的な事情もあります。

実は和田さんを取材する予定じゃなかった!?

今だから話せる事ですが、申し込みの段階では和田さんはおろか南相馬で活躍するプレイヤーを取材し、記事を執筆する予定ではありませんでした

同講座最大の特徴は、地域に飛び込んで取材と執筆を経験するフィールドワーク (特別取材合宿) が用意されていること。私が参加した講座では「福島県南相馬市」と「長野県信濃町」の2つから合宿の場所を選ぶことができ、申し込みでは長野県信濃町を選択。上信越地方に行く機会が少ないため、講座とはいえ小旅行のつもりで気分を上げていたら、突如上司から特命が。

そうして信濃町へ行くことが叶わなくなったため、止むなく場所を福島県南相馬市に変更していただき、その結果、今回寄稿した記事が生まれた...という裏話的な経緯があります。

初の3人同時取材!楽かと思いきや...

そうして和田さんを取材することになるのですが、合宿の人数の都合で担当ライター3人が同時に取材という変則的な形式で取材を実施。見る人によっては「3人で分担できるから楽じゃん」と考えるかもしれませんが、私はそうは思いません。取材する対象は同一でも、ライターはそれぞれテーマを与えられているため、インタビューする目的や意図が若干異なるからです。

特定のインタビュアーばかり質問して、得られた回答が偏るのは望ましくなく、誰かがファシリテーションを行う必要がある...と感じたため、発言順などの段取りや各自質問を行う内容を共有して被りを減らすなど、可能な限り機会の公平性を保つことを事前に実施。結果、担当したライターそれぞれの関心事が個性として表れた、良い記事のアウトプットに繋がったと私は思っています。

私以外のライターが執筆した和田さんの記事は以下のリンクより見られます。よろしければご覧ください。

localletter.jp

localletter.jp

ローカルライターとして記事を執筆した感想

ローカルライターとして記事を執筆した感想ですが、正直に申し上げますと「ライターじゃ物足りないな」という感想です。アドベントカレンダー経由で何かを期待して来られた方には大変申し訳ありません。

「書くこと」や「アウトプットすること」は好きなのですが、それはあくまでも「情報を伝えるいち手段」でしかなく、その根元である「コトを起こす」の方が大変面白いし、エキサイティングだと講座の一連の過程を通じて感じました。寄稿した記事で例えるならば「和田さんを取材する立場」ではなく「和田さんそのもの」の方が面白いと私は思うのです。ライティングを通じてその人を模倣できる訳でも無いですしね。

和田さんとは以前に「東北プロボノプロジェクト」でご一緒させていただき、奇妙な縁で今回またお世話になったのですが、私を快く受け入れてくださいました。和田さんや小高ワーカーズベースのことをローカルライターとして表現できたのは大変嬉しかったのですが、中身を深く知っているからこそ「より近い立場で何かを一緒にやりたい」という欲が出てしまいます

本業や自身が得意とする領域でご一緒できるよう、いつの日か線が交わる日を夢見て、アンテナを張りつつ様々な活動を続けていかないとですね。

和田さんとのツーショット
和田さんとのツーショット。私の顔の向きが大変謎。

おわりに

講座を通じて自分を見つめ直した結果、上記のような感想に至りはしましたが、実務面では得るものがいくつかあり、実務で生きております。その内容は後日、他のアドベントカレンダーに寄せた記事を通じて紹介します。

「書く仕事」もとい「何か言語化する仕事」が特別で大変価値のある、重要な仕事であることを伝えられればと記事のアイデアを練ってますので、公開までしばらくお待ちください。

公開後は X (旧 Twitter) アカウントでもシェアしますので、よろしければ本記事共々フォローや拡散等していただけると嬉しいです。